大井 勇気

元気で健康な牛を育て、次のステップにつなぐ。

2012年入社/哺育・育成担当 大井 勇気
  • INTERVIEW.
    No.3

    「元気に大きく育てる」哺育・育成期間。

    競り落とした子牛が導入されてから肥育に渡るまでの期間を「哺育期間」「育成期間」と呼び、導入から約6ヵ月までの期間を担当しています。この期間は牛の成長を促す大切な時期。元気に大きく育てることがミッションです。子牛のときは病気にもなりやすく、異変に気づくのが遅いと命にかかわることもあるので、しっかり状態を見極め、しかるべき対応を早めに取ります。単調な仕事のなかで、小さな変化に気づくことが大切です。この仕事をしていて思うのは「生きもの」を扱う難しさ。人間と違って牛は話すことができないので、食事の量や便を見てこちらから気付いてあげなければなりません。

    餌やりは経験に基づく技術力であり、腕の見せ所。

    牛はたくさん餌を与えたから大きく育ってくれるというものではありません。均一に長きに渡って食べさせることで成長します。ここが担当者の腕の見せ所と言えるでしょう。じつは入社まもない頃、牛を大きくさせたい一心で餌をたくさん与えていました。ところが先輩から「痩せてきている」との指摘が。一瞬「?」でいっぱいになりましたが、理由は単純。たくさん食べすぎることで胃もたれのような状態を引き起こし、食べられない状態を作ってしまっていたのです。食べる・食べないを繰り返すうちに、牛は痩せてしまうことを知りました。以来、8割程度の餌を持続して食べさせるようにコントロールしています。

    いろんな考えを取り入れながら、自分も会社も伸びていく。

    私が今手がけている牛は、6ヵ月頃に次の工程である「肥育」に渡ります。そこで「いい牛に育ててくれた」と言われるように、基礎をしっかり構築しておくことを肝に銘じています。時折、肥育担当者にその後の経過をヒアリングすることもあります。自分が手塩にかけて育てた牛の成長はやはり気になりますね。(笑)
    当社は仕事のスタンスにおいて「こうでなければならない」はありません。「こうしたほうがいいんじゃないか」という社員一人ひとりの意見や発想を大切にしてくれる会社です。だからこそ、私も一緒に働く人には意見を求めたい。互いの考えを織り交ぜながら、より良い環境づくり、育成に取り組んでいきたいです。

  • 8:00 牛のミルクやり
    哺育期間の牛はミルクをあげて育てています。飲む量や便などをチェックして健康管理を徹底します。
    12:00 お昼休み
    お昼休みは大切な情報交流の場。肥育に引き渡ったあとの状態を確認するため、肥育担当者とコミュニケーション。
    15:00 獣医の診察
    子牛は病気にかかりやすいので、異常を見つけたら早めに獣医へ連絡。病歴を管理するためのカルテも作成します。
    16:00 おがくずベッド作り
    病気になりやすい子牛は衛生管理が大切。おがくずを蒔いてフカフカのベッドを作ります。
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